新築ゲストハウスへかける想い

新築ゲストハウスへかける想い

「民泊運営をしています」この言葉が聞こえてきたのは、2015年初旬のことでした。

また、不動産事業者である私は、次のような言葉をかけられることもありました。 「民泊運営に興味があるけれど、御社ではそのような事業をされていますか?」と。

そこで私は、まず様々な情報を集めました。その中で「儲けることが出来る方法」として得た情報、それは、空き家を「AIRBNB」を通じて旅行者に貸し出すという方法。駐車場のない、空き借家を貸し出せば、通常に賃貸を貸し出すよりも利益が上がるという構図でした。当時ではまだ少なかった、民泊の業務請負をする会社をWEBで見つけて依頼をし民泊運営をスタート。確かに通常の賃貸事業よりも利益が上がりました。

表現が少々乱暴ではありますが「民泊運営はオイシイ事業である」、そんな言葉が頭をよぎった時期でした。

テレビや雑誌でご存知の通り、私どもが行ってきた民泊事業は非常に利益の出る方法でありますが、不動産事業者としては疑問が残る方法です。例えば、自分が住んでいる家の隣の部屋に、急に外国人の方が出入りするようになればどう感じるでしょう。私も人の親です。もし娘に何かあったら…。もしトラブルが起こったら…。もちろん、全部が全部悪いことばかり起こるわけではありません。しかし、どうしても不安がよぎるのです。

そこで私は考えたのです。これまでの方法は、自社の利益のことだけを考え、地域のこと、近隣に住んでいらっしゃる方のことを忘れてしまっている方法だと。日本という国を、京都という「場」を事業に利用させていただいている事を忘れてはいけないと。

そこで、ただ単純に利益の出る方法としての利用は、この時点ですべて廃止しました。
既存のオーナー様には、ご理解をいただき、改装の出来るものは旅館業への申請へと組み換えています。

中古マンションをゲストハウスに転換

冒頭にも申し上げました通り、私は不動産事業者です。以前より空き部屋が多い中古マンションの活用を常に考えていた私は、中古マンションをゲストハウスへ転換することを考えました、しかし、色々な壁が立ちはだかります。間取をはじめ構造も問題でした。築年数の経過している物件の多くには完了済証がなく、転換は大変難しいのです。また、3階建てマンションの多くはエレベーターがついておらず、旅行者の立場で考えると、とても不便な建物が多かったのです。それならば、と私は考えました。

旅館業許可を取得し、バリアフリー、省エネルギーの事を考えた新築ゲストハウス。さらに、旅行者の利便性を考えてエレベーターを設置し、外観も地域にとけあう京町屋の建物にします。そうすることにより、ゲストハウスが地域にとけ込むとともに、その地域とともに街並みを作り出す一役を担う存在になれるのです。京都は非常に歴史の長い町です。その町を潰してしまうような存在では「永く続ける」ことは不可能です。「旅行者」にも「オーナーの方」にもそして、「地域の方」にも喜んでいただける空間。

そんな思いで新築ゲストハウス「ミホレル」シリーズ、「ミホレル」別邸シリーズを販売すると共に、ゲストハウス事業を行う組織として、ミホレル観光社(ミホレル工務店合同会社)を設立いたしました。

私どもが考える京蔵の可能性は、「京都への恩返し」

京都、そして日本の活性化、観光事業の一端を担うことはもちろんのこと、近隣への配慮を考えれば「フロント要員」が必要になり、雇用が生まれます。
さらに、旅行者の集客、満足化を考えれば、京都地場産業とのコラボが考えられます。近隣の企業の従業員様や近隣の小さいお子様を招いてのプチ留学体験や京都の食事の紹介、メイドイン京都の商品紹介、展示会もできるかもしれません。

単なる不動産事業の一つの事業ではなく、高い理念のもと、日本国土を事業に使用させていただいていることに感謝し、バランス力を持ったゲストハウス運営を心がけます。

社員一同「ゲストハウス道」を極めてまいります。

よろしくお願い申し上げます。

ミホレル工務店合同会社 代表社員 大倉康寿